【レビュー】死にがいを求めて生きているの

小説紹介

どうもテッシーです!!

テッシー君

読書好きのアスリート大学生!
小学生から読書に目覚め数々の本を読破してきました。
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今回レビューする作品は

朝井リョウ 著

死にがいを求めて生きているの

です。

個性や多様性が尊重され始めた平成の時代に生きた若者たちの歪や生きづらさを描いた物語です。

この世界の裏側を等身大に映し出す作品でした。。

では詳しく見ていきましょう^^

死にがいを求めて生きているの  朝井リョウ著

あらすじ・内容

特にかかわりのない6人の人物に焦点を当て、

その6人の人生の中に登場する堀北雄介との関わり合いを軸にした物語。

ある人は日常に倦えた看護師、ある人は承認欲求にとらわれた大学生 など

平成の時代に生きる彼らの苦しみを描いく。

平成の時代に生きる彼らの心の闇をありありと書いた至極の一冊です。

心に残ったこと

この物語では、この時代に生きるからこその心の闇をありありと描いています。

この物語で印象に残ったことは、

生きるために必要な生きがいとはなんなのだろうか

という気持ちでした。

この物語に出てくる堀北雄介は、とてもリーダー感あふれる人物です。

そんな雄介に私はずっと違和感がありました。

自分が輝ける何かがないと落ち着かない人間、

とでもいうのか苦手な印象がありました。

その雄介が物語後半に語る人の生きがいの話で

今までの違和感が言語化されたような腑に落ちた感覚になりました。

生きがいがある人、生きがいはなくても楽しめる何かがある人、何もない人。

決められたルールの中で、役割を持つことでしか生きていることを実感できない

そういった感覚もあるのだと感じることが出来ました。

とても息苦しいような気がしています。

死にがいを求めて生きるということがよくわかりました。

感想

すごく生きる苦しみを感じる一冊でした。

この感覚を表すのがとても難しいのでぜひ読んでいただきたいと思います。

生きるのに理由はいらないと口で言うのはとても簡単です。

しかし、なにか楽しみなことや一緒にいてくれる人、そんなものがあるからこそ言える言葉だと思います。

何かしら人は生きる理由をもっているように感じます。

そんな ”なにか” があることに私は感謝しなければなと感じました。

また、そんな ”なにか” と思ってくれる存在に私はなれたらいいなと思います。

本当に考えさせられる作品でした。

興味があればぜひ読んでいただけたらと思います。

では、今日はこのあたりで、、

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