【レビュー】夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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読書好きのアスリート大学生!
小学生から読書に目覚め数々の本を読破してきました。
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今回レビューする作品は、、

汐見夏衛 著

夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く

です!!

青春、キュンキュンすること間違いない作品です。

その中にも、いろいろな苦悩や葛藤があったりして、、

終始様々な感情に振り回されること間違いなしです。。

今年、映画化もされるそうなので原作を読みたい方は是非チェックしてみてください!

では、詳しく見ていきましょう!

夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く 汐見夏衛 著

あらすじ・内容

主人公は、高校2年生の茜。

彼女は、誰からも信頼される優等生であった。

そんな彼女だが、隣の席になった青磁からは「嫌いだ」と言われてしまう。

彼は、自分の思ったことははっきりと口に出し、また、自由奔放で容姿の魅力をも兼ね備えたそんな人物であった。

茜は、この青磁が苦手だった。

茜はとある秘密を抱えて日々を過ごしその秘密に苦しんでいた。

そんな茜を救ってくれたのは、苦手な彼であった。

「言いたいことがあるなら言っていいんだ。俺が聞いててやる」

彼に少しづつ自分の気持ちを話せるようになる茜。

そうして少しづつ彼を知って、彼に惹かれ始めていく。

しかし、そんなとき茜はあることがきっかけで彼に強くあたってしまう。

そして、彼から距離を取られ始め彼女は深く後悔する。

彼に謝りたい、気持ちを伝えたい。。

そして、そうこうしているとき茜は青磁の知らなかった部分を知ることになった。

実は青磁も秘密を抱えていた。。

青磁の秘密がわかり、タイトルに込められた思いを知るとき、心に温かな感情があふれる。

二人の結末にあなたはきっと涙を流す。

こんな感じです。。

心に残ったこと・感じたこと

この物語で心に残ったこと・感じたことは

  • 自分をさらけ出すことの大切さ
  • 何気ない日常にある世界の美しさ

この2点が特に心に残りました。

この物語では、主人公の茜がとある秘密から自分の言いたいことをひた隠し周りに嫌われないように自分を偽って生きています。

それも全部とある秘密があったからなのですが、、

そのことで、ストレスがたまり日々彼女は疲れていました。

そんなとき、苦手な彼に出会い彼からこんなことを言われます。

「限りある時間なのに、終わりある人生なのに、お前は自分を押し殺して、黙って耐えて我慢しながら過ごすのか」

彼にはお見通しだったようです。

この言葉にはっとさせられる自分がいました。

普段は考えないようにしている時間は有限だということに改めて気づかされた気がします。

誰しもがどこかで自分を押し殺しながら生きていると思います。(私もその一人です。)

それに対して大きなストレスを抱えているなら、少しは自分の言いたいことを言ってみてもいいのかなと思えたセリフでした。

そして、吐き出して受け止めてくれる人がいるとベストかなとも思いましたね。。

次に、何気ない日常の美しさに気づかされた、ですが

この物語は、何度も日常の美しさを感じられる描写がありました。

普段何気なくそこにある空や太陽の光に反射した川の水面など

そんなものがこんなにも心を豊かにしてくれることを私は知りませんでした。

そんな何気ないものを見てきれいだなと思える心と余裕を常に持っていたいなと心から感じることが出来ました。

恋愛青春小説ですがいろいろと忘れていた感じ方や思いを取り戻すことが出来るので読んでない人はぜひ読んでみてほしいなと思います。

感想

本当に良い小説でした。。

茜の気持ちも痛いほどよくわかったし、青磁の気持ちもよく感じとれて

二人の心に抱える苦しさがとても伝わってきました。

そして、その苦しさを吐き出し受け止めてくれる人がいるって本当に素晴らしいことだなとも感じました。

青磁の秘密を知ったときには、人は誰しも苦しみを抱えているんだなと当たり前なのに忘れてしまいがちなことに気づかされました。

そして、タイトルの意味が改めて分かったときには温かいものが心に広がりました。

人を愛するというのは何なのかをこのタイトルが物語ってくれています。

私もそんな風に思える相手を見つけたいなと思うことが出来ました。

心に様々なものを与えてくれた素晴らしい作品です。

茜と青磁にはこれからも幸せに生きていってほしいと思わずにはいられないそんな物語でした。

この物語がたくさんの人に届いてほしいなと感じます。

映画化情報

この作品がこの2023年9月1日に実写映画化するそうです!

キャストは、深川青磁役を白岩瑠姫さん、丹羽茜役を久間田琳加さん。。

原作がとてもよかったので今からとても楽しみです^^

映画ではどんなふうになるのか考えるだけでも色々楽しめそうですよね。

ぜひ原作も読んでみてはいかがでしょうか。。

では今日はこのあたりで。。

こちらもお勧めです

こちらも汐見夏衛さんが書いており

汐見夏衛さんのデビュー作です。

詳しく知りたい方はこちらも見てみてください。

【感想】あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 | テッシー君のブログ

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