【感想】ライオンのおやつ ~今という時間が愛おしく感じる物語~

小説紹介

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テッシー君

読書好きのアスリート大学生!
小学生から読書に目覚め数々の本を読破してきました。
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今回紹介するのは

小川糸 著

ライオンのおやつ

です。

感動必死の作品になってます。

”人生の最後に食べたいおやつは何ですか”

というキャッチフレーズに惹かれて購入しました。

皆さんはどんなおやつを食べたいですか?

人生の最期はどんな感じで迎えたいですか?

この物語を読んでそんなことを考えるきっかけになればいいなと思います。

では、詳しく見ていきましょう。。

ライオンのおやつ 小川糸 著

この物語のあらすじ

ライオンのおやつ と題されたこの物語は

若くして余命宣告を受けた海野雫(うみのしずく)が主人公の物語である。

雫は、残りの人生を瀬戸内の島にあるホスピスで過ごすことを決め

島に移動しホスピスで暮らし始める。

彼女はそこで自分が本当にしたかったことを考える。

ホスピスでの出会いや島の人との出会いを通じて

雫はゆっくりと人生の最後について思いを巡らせていく。

また、このホスピスでは毎週日曜日に入居者がリクエストできる

「おやつの時間」が設けられている。

そのおやつの時間の中で、

ほかの入居者の思い出と共にリクエストされたおやつが出されていく。

しかし、雫はなかなか最後のおやつを選べずにいた。

生きて、食べて、この世を旅立つ、そんな中で

雫は何を食べ何を感じて何を思い、最後を迎えるのか。

人に必ず訪れる人生の最後をあたたかく描いた至極の一作。

今を生きる人に贈りたい

今という時間がより愛おしくなる優しい物語。

2020年本屋大賞第2位の作品です。

この物語の魅力

私が思うこの物語の一番の魅力は

人生の最後を見つめて、今生きる時間を大切に感じれること

だと思います。

人生にはいつか終わりが来ます。

主人公の雫はこれを受け入れた気になっていました。

しかし、島で暮らしていく中で

最後を受け入れることは諦めることではないと

雫は徐々に考え方が変わっていきます。

最後を目前に雫は幸せに生き抜いていくのです。

彼女のその生き様がとても輝いて見えました。

今を生きる私にとってこの美しい世界で生きることの素晴らしさを感じさせてくれたのです。

人生の最後の瞬間まで人生を諦めないことが

今という時間に輝きと愛おしさを与えてくれるのだと心から思えたのです。

感想

やがて訪れる人生の最後をあたたかく向かい入れられそうな

そんな物語でした。

こんなにも今という時間が愛おしくなったのは初めてです。

終わりがありそこまで生き抜くからこその

”人生の輝き”を見せつけられました。

私もこの限りある人生から目をそらすことなく向き合いながら

この人生を歩んでいこうと感じました。

また、雫のように”ごちそうさまでした”とすべてを受け入れて

安らかに天国に行ける最後を迎えれたらいいなと思います。

本当に人生を見直すきっかけになる作品になりました。

この物語たちとの出会いが

私の人生に光を当ててくれるようなそんな気がしています。。

では、今日はこのあたりで。。

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